2025/11/15 09:56

朝の目覚めを整えたい日、運動前にスイッチを入れたい日、夕方の会議前に集中を保ちたい日。

そんな場面で「アルギニンとシトルリン、何が違う? どっちをいつ飲む? 併用はあり?」と迷うことは珍しくあり

ません。

難しい話は脇に置いて、日常でどう使い分けるかに絞って話します。

アルギニンはそのまま補う成分。時間を決めて続けると体感がそろいやすい。

シトルリンは体の中でアルギニンに変わる回り道のルートで、ゆっくりめに感じる人もいます(個人差あり)。

数字で選ぶより、いつ・どんな場面で使うかで決めると迷いません。

やり方はシンプル。まずはどちらか一方を、同じ時刻に3〜5回。

次にもう一方を、同じ条件で3〜5回。

合う方を「朝/運動前/残業前」のどれかに固定し、併用する日は時間をずらすか、量は増やさない。

この順番だけで、使い分けはすっと定まります。

薬を使っている方、持病がある方、妊娠・授乳中の方は、自己判断を避けて医師に相談してください。


アルギニンとシトルリンの違いはここ

アルギニンはそのまま補うタイプ。

飲む時刻をそろえると体感が安定しやすく、比較のしやすさが強みです。

朝、運動前、会議や残業前など「使う場面を決めて続ける」ならこちらが出番。

シトルリンは体の中でアルギニンに変わるタイプ。

人によってはゆっくり立ち上がる感覚になることがあります(個人差あり)。

日中のならし運転のように、急がず様子を見たいときに向きます。

迷ったら、この順番で考えれば十分です。
1)まずはアルギニンを同じ時刻で3〜5回
2)次にシトルリンを同条件で3〜5回
3)合う方を朝/運動前/残業前のどれかに固定。

併用する日は時間をずらすか、量は増やさない

数字や専門用語で選ぶより、「いつ・どんな場面で使うか」を先に決める。

これが一番ブレません。


どっちを選ぶ?場面別の使い分け

朝の目覚めを整えたい日は、アルギニンを同じ時刻に続けるのが近道です。

起床後に水をひと口、呼吸を整えてから一本。コーヒーは少し時間をずらすだけで体感が安定します。

運動前にスイッチを入れたい日も、まずはアルギニン。

更衣を終えて、ウォームアップに入る前に使います。

可動域づくり→メインセットの流れが軽くなります。

夜トレで就寝が近い日は、いつもより早めのタイミングから試してください。

会議や残業の前に集中を保ちたい日は、開始の30〜45分前にアルギニン。

ノンカフェインなので夕方でも扱いやすく、コーヒーと重ねる日は少し間隔を空けるだけでブレが減ります。

ゆっくり慣らしたい日や、日中に胃の重さが出やすい人は、シトルリンを別日の同時刻で比較してみてください。昼休みや午後の区切りなど、生活のリズムに組み込みやすい時間に固定すると違いが見えます。

就寝前に使いたい日は、どちらも入眠一時間前から様子を見るのが基本です。

寝つきの悪化や胃の重さ、夜中の目覚めが出る日は夜は使わず、朝や残業前に回しましょう。

まずは一つの場面を“自分の定位置”に決め、同じ時刻で3〜5回。

次にもう一方を同条件で試す。合う方をその場面の標準にしておくと、迷いがなくなります。


一緒に飲むのはあり? 重ね方のコツ

併用はできます。ただ、いきなり同時に重ねると違いが分かりません。

まずは単独でクセをつかむ→条件をそろえて比較→必要なら併用の順でいきましょう。

最初の進め方はこれだけで十分です。

  • 片方を同じ時刻で3〜5回。次にもう片方を同条件で3〜5回。

  • 合う方を「朝/運動前/残業前」のどれかに固定。

  • 併用デーを作るなら、時間をずらす。同時は避ける。合計量は増やさない(パッケージの目安内)。

併用の実例。

  • 平日:朝はシトルリン、運動前はアルギニン。両者の間は数時間あける。

  • 仕事日:昼休みにシトルリン、残業前にアルギニン。コーヒーはどちらかの30〜60分後に回す。

胃が重くなりやすい人は、食間〜食後しばらくしてから。

口の渇きが出やすい人は、摂取の前後に水をひと口添えてください。

薬を使っている方、持病がある方、妊娠・授乳中の方は、自己判断での併用は避けて医師へご相談を。


他のサプリとはどう合わせる?(EAA・クレアチン・ビタミンC)

主役は「アルギニンかシトルリンのどちらか一つ」。

ほかは脇役として、時間を少しずらして添える。まずはこの考え方で十分です。

EAAは、運動と相性が良いサプリです。

トレーニングがある日は、ウォームアップ前にアルギニン(またはシトルリン)、動き出してからEAAという順にすると違いが分かります。

最初から同時に重ねるより、数十分だけ間をあけた方が体感の比較がしやすくなります。

クレアチンは「毎日コツコツ」が基本なので、時間帯は自由です。

胃が重くなりやすい人は食後に。

運動のある日は、トレーニング後の食事やプロテインと合わせると続けやすくなります。

アルギニン(またはシトルリン)とは同時に重ねる必要はありません。

ビタミンCは、朝か食後に。酸味で胃が気になる人は、食事のあとに回すと負担が出にくくなります。アルギニン(またはシトルリン)と同じ時間に重ねても問題ない人はいますが、体感を確かめたい期間は30〜60分ほどずらして比べると、自分の型が見つかります。

カフェインは置き換えるか、時間をずらすのが基本です。

同じタイミングで重ねると、上がり方が読みにくくなります。

会議前はアルギニン(またはシトルリン)を先に、コーヒーは必要ならあとへ。

夜に試す日は、夕方以降のカフェインは控えめに。

一度にたくさん始めると、何が効いているのか判断が難しくなります。

まずは一つずつ。一週間ごとに足す順番で試すと、迷いが減ります。


つまずきやすい場面と直し方

時間が毎回バラバラ
まずは一つの場面だけ固定します(朝/運動前/残業前のどれか)。同じ時刻で3〜5回続けると体感がそろいます。

カフェインを重ねすぎる
置き換えるか、30〜60分ずらしてください。同時に飲むと上がり方が読みにくくなります。

胃が重くなる
食間〜食後しばらくしてからに変更。脂っこい食事の直後は避け、前後で水をひと口添えます。

比較できない(違いが分からない)
条件をそろえて記録します。時刻/体感/睡眠時間/胃の様子の4項目だけで十分。
例)「8:00 アルギニン|体感○|睡眠6.5h|問題なし」

夜が合わない
入眠60分前から試し、寝つき悪化・胃の重さ・夜間覚醒が出た日は夜は使わないで、朝や残業前に回します。

併用を急ぎすぎる
単独でクセをつかむ→もう一方を同条件で比較→必要なら時間をずらして併用。量は増やさないのが基本です。

体調の波が強い週
無理をせず、寝不足・脱水・ストレスの土台を先に整えます。体が落ち着くとサプリの体感も安定します。


よくある質問(FAQ)

Q. アルギニンとシトルリン、どっちが効果ありますか?
人によります。数字で選ぶより、同じ時刻で3〜5回ずつ試して比べる方が早いです。合う方を朝/運動前/残業前のどれかに固定しましょう。

Q. 併用はありですか? 同時に飲んでも大丈夫?
併用は可能ですが、同時は避けて時間をずらす方が違いが分かります。まず単独でクセを把握→必要なら併用へ。量は増やさないのが基本です。

Q. 空腹時でも平気? いつ飲むのがベスト?
空腹で胃が重くなるタイプは食間〜食後しばらくしてからに。運動前はウォームアップ前、会議や残業前は30〜45分前が目安です。

Q. 就寝前に飲んでいい?
体質次第です。まずは入眠60分前から。寝つきの悪化、胃の重さ、夜間覚醒が出る日は夜は控え、朝や残業前に回してください。

Q. カフェイン(コーヒー・エナジードリンク)と一緒は?
同時は体感がぶれやすいので、置き換える30〜60分ずらすのがおすすめ。まずはノンカフェインのまま比較すると最適が見つかります。

Q. EAA/クレアチン/ビタミンCとはどう合わせる?
主役(アルギニンorシトルリン)を決め、他は時間差で添えるのが基本。いきなり全部同時にせず、一週間ごとに一つずつ足すと判断しやすいです。

Q. 運動しない日も使うべき?
ありです。朝や仕事前に時刻を固定して続けると、体感が安定します。無理のない場面を一つ決めましょう。

Q. どのくらい続けると合うか分かる?
まずは同じ条件で3〜5回。手帳やスマホに「時刻/体感/睡眠/胃の様子」をメモしておくと、答えが出やすくなります。


安全の注意と相談の目安

アルギニン/シトルリンはいずれもサプリメントです。

医薬品ではありません。

体調づくりの補助として使い、治療や特定の効果を約束するものではない前提でお考えください。

薬を使っている方は、自己判断を避けて事前に医師へ相談してください。

とくに降圧薬硝酸薬(狭心症の薬)、勃起機能改善薬(PDE5阻害薬)とは併用に注意が必要です。

持病(心臓・血圧・腎臓・肝臓・糖尿病など)がある方、手術前後の方、妊娠中・授乳中の方も同様です。

使うのをいったん中止して様子を見るべきサインがあります。

強い胃の重さや胸やけ、吐き気、発疹やかゆみ、動悸やめまい、寝つきの明らかな悪化など。

気になる症状が続く場合は医療機関へ。

ヘルペスの既往がある方で違和感や再発の兆しを感じたときも中止して相談してください。

量はパッケージの目安内にとどめ、いきなり増やさないのが基本です。

空腹で負担が出やすい方は食間〜食後に回し、前後で少量の水を添えると安定します。

夜に試す日は入眠60分前から。合わない日は夜は使わず、朝や日中に切り替えましょう。

保管は直射日光と高温多湿を避け、子どもの手の届かない場所に。

体調が整わない日は無理をせず、睡眠・食事・水分・軽い運動といった土台を優先してください。


まとめ:迷ったら条件をそろえて比べる

アルギニンは「そのまま補う」、シトルリンは「体の中でアルギニンに変わる」。

違いはこの一言に尽きます。どちらが自分に合うかは、数字よりも使う場面で決まります。

まずは一方だけを、同じ時刻で三〜五回。次にもう一方を、同じ条件で三〜五回。

合う方を朝・運動前・残業前のどれかに固定します。

併用するときは時間をずらし、量は増やさない。この順番だけで、迷いはほとんど消えます。

夜に使う日は入眠一時間前から。寝つきや胃のサインが出る日は夜は避け、朝や日中に切り替えてください。

薬を使っている方、持病のある方、妊娠・授乳中の方は医師に相談を。

日常のリズムに合わせて、無理のない「自分の定位置」を作る。

これがいちばん続き、いちばん安定します。

詳しいタイミングは「アルギニンはいつ飲むのが良い?」の記事も参考にしてください。